クライストチャーチの地震 電力が回復しました 

日曜日の朝、
電力が戻ったとたん
気持ちが パーと明るくなりました。
(被災後6日目、市の82%の電力が回復 水はまだまだかな)

どんなにつらくても
クライストチャーチ、必ず立ち直ってみせる!!

と言い切れるぐらい。
でも、こんな地震が3度4度続いたらどうかな。

もうだめかも。
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住んでいる建物に入ったひび


5日間を振り返ってみました。

DAY1
車中、赤信号で停車中に被災しましたが
大地震ーおおごと、と理解するのに2,3分かかりました。

すぐに家にひきかえしましたが
信号が機能せず、交差点で渋滞がはじまりました。

ただ、ニュージーランドは現在 右折優先
という明確なルールがあるのと、
信号が機能しないことはよくあるので
皆、慣れているのか
それほど混乱しませんでした。

家に戻ってまずしたことは・・・

割れなかった食器の固定。

前回大切なグラスが余震で割れてしまった経験から

地震ー津波

より

地震ー余震

が刷り込まれています。

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家の被害は
1階にあるガラスの花瓶
2階の壁がけ時計が落ちてガラスが割れる
2階の本棚が倒れる
2階のバスルームのバスケットが倒れる
天井から白い粉が降り注ぐ

でした。
もともとほとんど家具のない家です。

天井からの白い粉が曲者で
ほっておくと体中ちくちくしてきます。
ベッドはとりあえず粉をベランダで払い、
シーツカバーを裏表につけなおしました。
(洗濯はしばらくできません)

被災後すぐにラジオをつけたのですが、
いろんな情報の間にながれる、CMが
非現実的、押し付けがましくかんじられ
違和感と不快感がありました。

運転中でしたので
一番役に立った情報は交通情報、
橋の閉鎖がわかったので、帰り道を変更することができました。

家では 10cmくらいの大きさのポータブルラジオをイヤホンでずっと
聞いていました。電池2本で、1日7時間以上聞きましたが
5日たっても、まだ電池が使えるのには驚きました。

住宅街から少し孤立した場所に家があり、
近隣の人たちもほとんど逃げ出してしまったので
ラジオだけが、情報の窓口でとてもありがたかったです。
ぜひ 非常事態用具に イヤホン式、ポータブルラジオをお勧めします。

前回の地震の後、
飲み水も非常食も十分に用意してあったので
それほどあわてないですみました。
それと、
カセットコンロにガスボトルが4本あったので
電気のない5日間をそれほど苦にならず、乗り越えられました。

2日目以降、箇条書きでとても長くなります。


Day2
朝、カセットコンロでホットケーキを作る。
冷蔵庫が使えないのであわてて冷凍庫のアイスクリームを食べる。

車で近所の様子を見に行く。
近くでも被害の大きいところとそれほどでもない道路、
どうしてこんなに差があるんだろう。

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隣の道は被害はほとんどないのに・・

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私の家のひとつ向こうの道
液状化しています

友人より、近くの学校で配水があることを教えてもらいましたが、
その学校の場所がわからず、あきらめて家にもどる。

ラジオで電話線が使えることがわかり、
インターネットを30分だけ使う。(充電池)
電話は、電気が必要なタイプのため役立たず。
しばらく電力が普及しそうにないので、携帯電話の電源を切り、
非常時にだけ使うことにする。

ラジオではいろんな情報がながれるけど、
耳で聞いただけの情報は 誤解して理解することもあり
あまりあてにできない。と思う。

最初はラジオの情報はいいかげんだ、と思ったのだけど、
後で考えてみると、断片の情報を自分の都合のいいように
また思い込みで理解してることが、たくさんあった。

情報じたいはかなり正確だったとおもう。

ラジオは、
トンチンカンなアドバイスを得意げに
話す一般視聴者、それになんとか対応しようとする
ホストのやりとりがとてもほほえましく、
聞いていて楽しかった。

トイレの水用に、
前の道路の割れ目から出る水を、いろんな容器にあつめる。

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家の前の湧き水

Day3

朝 目が覚めて、電力が戻った!という夢をみているところで目覚める。
電力は戻っていない。

またホットケーキを焼きましたが途中でガスがなくなり
暗澹たる気分になる。

携帯の電源を入れると車で20分ほどの所に住む友人から
電気も水もつうじてるから、いらっしゃい。
とのメッセージがあった。

道路が隆起したり、割れ目があって危険なので
注意してゆっくり運転した。

途中で、
大学生の シャベルボランティアを見かける。
(シャベルを持って大学に集まり、必要な地域に派遣され、
主に沈殿した泥をかき出すなどの仕事をする フェイスブックなどで呼びかけた様子)

友人宅では他に被災した家族がシャワーを浴びに、
また、夕方、一家族が避難にくるとのこと。

私が登録しているガイドの事務所が被害の大きい大聖堂の近くにあるので
安否が気になりインターネットで調べたが、
探している行方不明者リスト、は見つけることができなかった。
死亡者は IDがはっきりするまで公表しないとのことで
こちらも手がかりなし。

電話とコンピューターを充電させてもらい
夕方帰宅。

途中でガソリンスタンドによる。
リトルトンポートに勤めている同居人から
ガソリンは3ヶ月の備蓄があるから心配するな、と言われていたけれど、
とりあえず給油、
10分ほど待つぐらいの込み具合、
ただ、ディーゼルのところに いつものディーゼルの注意ノズルがなく、
間違えて、ディーゼルを給油しそうになる。

落ち着いて、落ち着いて、

と言い聞かせる。

帰宅途中、反対車線が込み合い、
道路を片側閉鎖している場所で
運行不可能になる。
なんとかきりぬける。

空き巣、
民間防衛隊を装った泥棒が
発生、必ずIDを確認するよう注意喚起がある。



大人だけなら、水なし、電気なしの生活にもなんとか対応できるけど
小さな子供のいる家は衛生上からもかなりストレスがたまると思う。

Day4

道路から湧き出ている水が止まる、午後また水が出てほっとする。

シャベルボランティアに参加しようと思ったけど
雨と風が強いので断念。

冷凍庫の中身をすべて友人の勤め先の冷凍庫に移す。

リトルトン港へのトンネルが制限つきで開通。

スーパー、ガソリンスタンドが2,3倍の値段で商品を売っているという噂を聞く。

電器のメーカーが無料の洗濯場を開放。

崩壊したビルから助けられた女性が救助隊の婚約者と土曜日に挙式をすることを発表。

友人が勤め先からペットボトルの水と電気のいらない電話を持って帰る。

Day5

ついに道路の水が止まる。
トイレ用にためた水 1週間以内になくなりそう。

オーストラリアの軍が、フィールドホスピタルを避難所に設置。

友人がぎっくり腰になり、この病院の場所を確認しようと
政府の地震ヘルプラインに電話するが、10分以上つながらないためあきらめる。

いつも行くクリニックに電話して開いているのを確認。

週末まで、診察費、処方箋薬が無料と聞いて喜んででかける。

閉鎖された街の中心部のすぐ隣にあるクリニックへ行く。
閉鎖ゲートに、陸軍の兵士が警戒にあったている。
廃墟となったビル街を地震後初めて遠くから見る。

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クリニックの近くのスーパーが開いていたが、
皆知らないのか、がらがら。
ただ、1時間後、もう少し買おうとおもって
寄ったら閉まっていた。
スーパーの電力が、落ちてしまったようす。
もっと買っとけばよかった。

ラジオが地震のニュースは定時のみで通常放送になる。

せめて、TVを見られない人、非難生活をしている人のために
震災用のローカルのラジオ局を開設してくれるといいのに、
と思った。

もう世間では地震は終わったのかな。
といじけた気分になる。

なんだか、衛生上、精神上の疲れがたまったように感じる。
後どのくらいこんな生活がつづくんだろう。


Day6


朝電力回復!
電話の充電とインターネットにかじりつく。

インターネットの記事で
現場に入れない家族
崩壊ビルの市当局の安全確認に疑問

というのを見て
今、一生懸命、瓦礫の中からの救出作業、
復興作業にみんな一生懸命になっているのに・・・

現場、とくにCTVビル付近は危険で
救出作業も一時中断しているぐらいで
2次災害を出さないように懸命になっているのに
どうしてわからないんだろう。

もちろんCVTビルの安全性の確認は問題にされるべきだけど
今、そのことを非難するべきではなくて、
まだまだ市がやるべきことがたくさんあって、
私たちの優先順位を理解してもらえないのかな。
と哀しくなる。

これが ニュージーランドの立場、日本の立場の違いなんだろうけど
日本はもっと大きくかまえて欲しい。
ニュージーランドにとって日本は経済、最新技術の先進国、憧れの国なのだから。

Day7

朝から大きな余震が続く
民間防衛隊が2人聞き取り調査にくる。(ID見せて、なんていうしまありませんでしたよ)
外国人ということで、いろいろ心配してはげましてくれる。

地震救済パッケージが発表される。
フルタイムワーカーには週500ドル
パートタイムには週300ドル6週間の補助が政府からあるとのこと。




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Author:不二子
クライストチャーチに10年以上住んでいます。
英語はちっとも上達しないけど、乗馬は少し上手になったかも。
寝ても覚めても馬のことばかり考えています。

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